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メキシコ周遊


数年前からじわじわと人気上昇中のメキシコ。29もの世界遺産、国際的なビーチリゾート、豊かな自然など、それぞれのご希望に沿ったバケーションを心ゆくまで楽しんでいただけるデスティネーションがたくさんあります。今回はその中でも見どころがぎっしり詰まったメキシコシティとその周辺をご案内します!

メキシコシティ歴史保存地区
アステカ時代の首都『テノチティトラン』の真上に建てられたメキシコシティは、世界遺産の歴史地区を中心にさまざまな遺跡や建築物が残っています。アステカ時代も重要な広場だったソカロ、金の天使像が輝く独立記念塔、240年もの歳月を掛けて建設されたメトロポリタン・カテドラル、世界三大奇跡のうちの1つ『奇跡の布』が残るグアダルーペ寺院、事項でご紹介する国立人類学博物館など、代表的な観光箇所はもちろん、伊達政宗の家臣だった支倉常長が泊まったといわれる『タイルの家』、先住民出身の大統領『ベニトファレス』の彫刻なども見どころのひとつです。
独立記念塔(金の天使像) メトロポリタン・カテドラル グアダルーペ寺院(聖母マリアの奇跡)

国立人類学博物館
メキシコに栄えた古代の歴史を語る、世界でも有数の規模を誇る博物館。メキシコシティへきたらぜひ訪れてみてください! 1階は、テオティワカン、アステカ、マヤなど、テーマ別に12室にわかれた考古学フロア、2階は各地の先住民族を部族ごとに紹介する民族学フロア、と展示方法もわかりやすくなっています。より知識を深めたい方は、付属のブックストアに日本語で書かれた参考本が売っていますので、お土産もかねて購入されるのもお勧めです。
国立人類学博物館 アステカカレンダー いけにえの心臓台

テオティワカン
メキシコ最大の都市遺跡、テオティワカン。広大な遺跡に足を踏み入れると、まっすぐにのびる『死者の道』、『月のピラミッド』と『太陽のピラミッド』が目に飛び込んできます。天文学、建築、都市設計と総合的に高度な文明を持っていたとされるテオティワカンの遺跡では、下水やセメントの技術、さらには水洗トイレの跡も見ることができ、岩や草で着色された色鮮やかな壁画も必見です。そして、せっかくここまでいらしたのですから、ピラミッド登頂にもぜひ挑戦してみてください。階段というには段差が大きく、少々ハードな運動になりますが、ピラミッドの上からの眺めは壮大の一言! 現在『月のピラミッド』は途中まで、『太陽のピラミッド』は頂上まで登ることができます。この遺跡を発見したアステカ人をして『神々が建てた都市』といわしめたテオティワカンの全景を眺めながら、悠久の歴史の流れに思いを馳せる貴重な体験です。
太陽のピラミッド 死者の道 月の広場

クエルナバカ
年間を通して温暖な気候に恵まれている常春の街、クエルナバカ。メキシコシティから車で約1時間とほどよい距離にあることもあり、保養地として人気があるのはもちろん、別荘地として利用している富裕層も多いとか。世界遺産にもなっているカテドラルは、16世紀に建設されたとても歴史のある修道院で、この聖堂に、日本二十六聖人のフレスコ画が発見されたときには日本でも報道されたので、覚えている方もいらっしゃるかもしれません。この壁画は、豊臣秀吉の命により、メキシコ人1人、ポルトガル人1人、スペイン人4人、日本人20人の宣教師達が長崎で十字架に張りつけとなって処刑されたところを描いたものですが、それにしては日本の家屋や服装が、うーん、微妙というか…どう「微妙」なのかは、ぜひご自身の目でご覧になってみてください! カテドラルの見学が終わったら、少し散歩をしてみたり、カフェでお茶してみたり、クエルナバカののんびりした空気を楽しんでみてください。
カテドラル 大聖堂のフレスコ画 プリマベラ

タスコ
タスコはまるでスペインに迷い込んだようなヨーロッパ調の建物ばかり。街の象徴でもあるサンタプリスカ教会も、カンテーラというピンクの石を使って造られていて、とてもかわいらしい印象です。装飾も多少古さが目立つものの、いまだ豪華さは健在で、なんと300年前のパイプオルガンもあります! さて、タスコといえば『銀の街』。あちこちにシルバーアクセサリー、シルバー食器のお店がありますので、時間が許す限りいろんなお店を訪れて、料金や商品を比べてみてください。シルバー商品を上手に購入するコツは、最初に安心できる老舗店を訪問し、本物のシルバーの見分け方や手入れ方法などをじっくり聞いてみること。もちろん多少割高でも老舗で購入するのが安心ですが、街の小さなお店のほうがモダンなアクセサリーが見つかることが多いので、洗練されたデザインが魅力のクラシックな商品は老舗で、年頃のお嬢さんにプレゼントするアクセサリーは街のお店で…という感じで、用途によってお店を選びわけるのも思い出に残る楽しいショッピングになると思います。
タスコ市内 サンタプリスカ教区教会 シルバー製品のショップ例

チチェン・イツァ
チチェン・イツァはマヤ文明を代表するユカタン半島北部の遺跡。ククルカン王のピラミッド「エル・カスティーヨ」が有名です。高さ25m、底辺55.5mの9層の階段からなるピラミッドで、4面それぞれに91段の階段があり、全ての段を合計すると365段(91×4+最上段1段)となり、階段自体が太陽暦の日数を表しています。 また信仰の象徴として、ピラミッドの最下段にはケツァルコアトル(ククルカン)という羽毛のはえた蛇の頭が掘り込まれており、春分の日と秋分の日には、日没の光と影の間に身をくねらせるケツァルコアトルの全貌が階段に現われるという、なんとも荘厳で神秘的な現象を見ることができます。メインピラミッドの他にも、生贄を決めるためのゲームを行った球戯場、雨乞いの儀式に使用されたセノーテ(泉)、驚異的な精度で知られるマヤの暦を司る天文台など、1日ではまわりきれないほどの見どころがいっぱい!
エル・カスティーヨ 千本柱の間 天文台

メキシコのローカルフード
メキシコ料理といったら「辛い!」というイメージを持っている方も多いと思いますが、現地で食べられるメキシカンフードは、素材を活かしたマイルドな味わいのものがいっぱい! メキシコ料理のベースとなる主な素材は、唐辛子、豆、とうもろこしで、例えば日本では数種類しか見られない唐辛子も、メキシコには100以上といわれる種類があり、ほとんど辛味のないものから、地獄の炎を思わせる激辛までさまざま。ここに紹介するのはごく一部だけですが、とっても奥の深いメキシコ料理をぜひ現地でお楽しみください!

トルティーヤ(Tortilla)
すり潰したとうもろこしから作られた薄焼きのパン。日本人にとっての「ごはん」のような存在で、肉や野菜などの具を巻いたりする他にも、スープに入れたり、空揚げしてチップスにしたり、さまざまな形で食卓に登場します。
ワカモーレ(Guacamole)
アボカドをペーストにしたもので、鮮やかなライムグリーンが食欲をそそります。トルティーヤ・チップスにつけたり、タコスなど具に追加したり、メインディッシュに添えたり、食べ方もいろいろ!
フリホーレス(Frijoles)
豆(主にインゲン豆)をコトコト煮込んだもの。豆の形を残しているもの、ほぼペーストのもの、店によってさまざまですが、ちょっぴり塩味でほっこりとやさしい味のする定番の惣菜です。メインの料理には、このフリホーレスとごはんがサイドについてくることが多く、ボリューム満点!
トトポス(Totopos)
三角や短冊に切ったトルティーヤを揚げたもので、主に、TEX-MEX(テキサス風メキシコ料理)レストランで前菜として出てきます。サルサやワカモーレをつけて一口食べてみれば、次から次へととまらなくなってしまう魔性の(?)おつまみ! 細切りのものをスープに浮かべたり、タコスに入れたりしてもおいしいです。
エンパナーダス(Empanadas)
メキシコ版ミートパイ、もしくは揚げ餃子。中身は肉の他に、野菜だけのものもあります。小腹が空いたときのおやつにどうぞ!
タマーレス(Tamales)
メキシコ版のちまきです。とうもろこしのペーストに、肉や野菜を混ぜたものを、皮に包んで蒸したものですが、メキシコらしく、包む皮もとうもろこしなのがユニーク。前菜にどうぞ!
ポソレ(Pozole)
大粒のとうもろこしを、肉や野菜と一緒にじっくり煮込んだスープ。日本のとうもろこしとは形も味もぜんぜん違うので、知らずに食べると「芋? いや、豆?」と悩むかも。ホクホクしていて心まで暖めてくれるスープです。
タコス(Tacos)
トルティーヤに、肉や野菜をはさんだもの。メキシコ料理といえば「タコス」を思い浮かべる人も多いのでは? 具材は肉類や野菜の他にもチーズや豆、きのこなどいろいろ。お好みで、仕上げにライムを絞ってどうぞ! 食べ比べをしたい場合は、小さなトルティーヤを使ったタコスを売っている店だと、違う味をたくさん楽しめます。
エンチラーダス(Enchiladas)
肉や野菜をトルティーヤで包み、赤や緑のチリトマトソースに浸したもの。具はいろいろですが、鶏肉が人気なのだとか。お好みでチーズやサワークリーム、ライムを添えてどうぞ!
カルネ・アラ・メヒカーナ(Carne ala Mexicana)
メキシコ版ステーキ定食。牛肉と野菜を焼いたものに、フリホーレスとライスがついてきます。サルサをつけたり、ライムをちょっと絞ったりしてもおいしいですよ! 牛肉以外にも「Carne(カルネ)」を「Pollo(ポジョ)」にかえると、鶏肉のグリル料理になります。
ファヒータス(Fajitas)
TEX-MEX(テキサス風メキシコ料理)の人気料理のひとつで、簡単にいうと、牛肉と野菜の炒め物。定番のフリホーレスとライスの他に、トルティーヤが何枚かついてくるところもあるので、たっぷり食べたい人にお勧め!
テキーラ(tequila)
竜舌蘭(多肉質の葉を持つ植物)から作られる蒸留酒。製法や熟成期間などによって、100種類以上のテキーラがあるのだとか。生で飲む場合は、塩を一舐めし、続けて口の中へライムを絞り込み、その後でショットグラスのテキーラを一気に飲み干すのが正統派だそうですが、アルコール度が高いので、弱い方は無理をせずに…テキーラ・サンライズなど、テキーラを使ったカクテルもいろいろあります!
ハリートス(Jarritos)
お酒を飲めない人もご当地ドリンクに挑戦! ハリートスはメキシコ産の炭酸飲料のひとつで、昔懐かしい駄菓子風の味わいと豊富なフレーバーがなんとも楽しいジュースです。他のノン・アルコール飲料として、まったりと濃いメキシコ・コーヒー(Cafe Mexicano)、ミルク風味のオルチャータ(Horchata)などがあります。ぜひ現地でお試しください!

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