クルーズ体験レポート③

リバティ・オブ・ザ・シーズ ロイヤル・カリビアンが誇る大型船で巡るカリブ海の旅

クルーズ船の上でサーフィンができる!?
カリブ海を中心に、アラスカ、ヨーロッパ、そして日本へも航路を広げるロイヤル・カリビアンで船上アクティビティを楽しむクルーズライフを満喫!

(上)「Flow Rider」に挑戦!
最初はインストラクターの手を借りて波にのる
(右上)のれた!
(右) ……と思った瞬間、バランスを崩してずぶ濡れに
ほどよい難易度が想像以上に楽しくて
「今度こそは!」と何度でも挑戦してしまう

(上)「Flow Rider」に挑戦!最初はインストラクターの手を借りて波にのる(右上)のれた!(右) ……と思った瞬間、バランスを崩してずぶ濡れにほどよい難易度が想像以上に楽しくて「今度こそは!」と何度でも挑戦してしまう

クルーズ。余暇をもてあました裕福層のバケーションと思っていました。ところがカリブ海を4泊5日で巡るコースが1人$500前後。 しかも乗船中の食事が全て含まれるので、あれこれ計算するとお得な旅となりそうです。希望の日程と予算に合せ、ロイヤル・カリビアンのコースをチョイス。 充実した船上アクティビティと気取らない豪華さで船旅を演出してくれる、お奨めのクルーズです。行程は4泊5日、フロリダからメキシコのコスメルを往復するシンプルなコースです。 寄港先が多いと行程が忙しくなるので、今回は船上アクティビティを堪能、スローライフを楽しむことにしました。

モダンなインテリアで寛げる客室
モダンなインテリアで寛げる客室
バルコニー付きの客室が一番人気
タッチスクリーンの船内案内板
タッチスクリーンの船内案内板
寄港地のコスメルでシュノーケル!
寄港地のコスメルでシュノーケル!
出発港のフォートローダーデールまで飛行機で移動。空港では、到着に合わせて港への送迎係りが待機しており、ここで荷物を預けると、クルーズ船の部屋まで手ぶらで移動することができます。 港では空港のようなセキュリティチェックを受け、チェックインカウンターで乗船手続き。長い行列ができていましたが、50以上もあるチェックインカウンターのおかげで、10分ほどでチェックイン完了。 カードキーをもらい、いよいよ乗船です。このカードキーが、船内での買い物全てに使用できるマルチキーとなるのでとても便利。
広い船内はまるで迷路のようですが、随所にタッチスクリーンの案内板が設置されており、安心です。行きたい場所や部屋番号を入力すると、マップ上にルートが表示され、目的地までの道のりが一目でわかります。 おかげで、初めての船内でも自分の部屋まで難なく移動できました。

一般的にクルーズ船の部屋はあまり広くない、と聞いていましたが、部屋に入ったときの印象は「やっぱりちょっと狭い……」。 ツインベッド2つとソファーとテーブル、そこへ2人でスーツケースを広げてしまうと足の踏み場もないくらいに。 バスルームはほとんどのカテゴリーでシャワーのみで、バスタブはありません。シャワールームは屈めば壁にお尻が当たってしまうほど。 しかし、必要最低限の設備は揃っており、言い替えれば、機能的で使い勝手の良い部屋でもあります。今回は少し奮発してバルコニー付の部屋をチョイスしたので、手狭な部屋ながらも一面に広がる海原が開放感を与えてくれました。

寄港地でのアクティビティ(Shore Excursion)は豊富で、何十種類も用意されています。選択に困ったら、レセプションで聞いてみると良いでしょう。 コスメルでシュノーケルをして市内も観光したいと聞いたら、適切なツアーを紹介してもらい、即予約ができました。クルーズ乗船前でも予約はできますが、 どうしようかと迷う場合は乗船してからでもOK。ただし、人気ツアーは満席になることもあるので注意が必要です。
ドリームワークスの人気キャラクター、シュレック&フィオナ姫と記念撮影!
ドリームワークスの人気キャラクター、
シュレック&フィオナ姫と記念撮影!
朝食に粥、夕食に巻き寿司など、やや個性的な(?)日本食が並ぶことも
朝食に粥、夕食に巻き寿司など、やや個性的な(?)日本食が並ぶことも
フォーマルナイトのダイニングルーム。この機会にお洒落も楽しみたい
フォーマルナイトのダイニングルーム。
この機会にお洒落も楽しみたい
クルーズ船から眺める日の出や夕日はまた格別。朝焼けや夕焼けにほんのり染まるデッキを散歩するのもおすすめ
クルーズ船から眺める日の出や夕日は
また格別。朝焼けや夕焼けにほんのり
染まるデッキを散歩するのもおすすめ
食事は、朝と昼は時間指定がないので自由にレストランを利用でき、夕食は指定の時間に指定のドレスコードでの参加となります。 普段はカジュアルな格好で過ごせますが、夕食のレストランでは短パン・TシャツはNG。また、航海中に一晩は“フォーマルナイト”と呼ばれるドレスアップの機会があり、 男性はタキシードまたはスーツ、女性はイブニングドレス着用が基本となります。しかし、実際そこまでは厳しくないようで、シャツにネクタイ、ワンピースという人たちがほとんど。 必要以上に気張る必要はないということですが、ここは気持ち次第。こんな機会だからこそ、着飾ってみるのも気分が高まって楽しいものです。

レストランでは、フルコースで毎日違うメニューを用意してくれるので飽きることはありません。味も申し分なく、お替りも自由。 朝食時にはドリームワークスのキャラクター(マダガスカルやシュレック、カンフーパンダなど)と一緒に食事をすることができるのも、お子様には嬉しいイベントです。 テーブルは指定制なので、毎日同じ場所に座ることになります。毎晩同じウェイターがお世話してくれるので、行きつけのレストランに来ているような、リラックスした食事時間を楽しむことができました。

今回、ロイヤル・カリビアンを選択した理由がもうひとつあります。それは“Flow Rider”と呼ばれる船上サーフィン施設。船上デッキ後方に、約10m四方の傾斜のついたプールがあり、前方から勢い良く水が放出されています。 その流れに逆らってサーフィンのようにボードに乗ったり、ブギーボードを楽しむことができます。船上にこの施設があるのはロイヤル・カリビアンだけ。 もとより全米本土でも数少ない施設なだけに、今までにない貴重な体験ができるのです。初心者はブギーボードから、自信がついたらサーフボード(ウェークボードくらいの大きさ)に挑戦してみると良いでしょう。 最初は難しいと思いましたが、初体験の面白さに夢中になってしまい、気づいたら2時間も遊んでしまいました。 

また、クルーズ船は揺れると思われがちですが、10万トン以上のメガシップとなると、重いだけに安定、最新のスタビライザーが功を成してほとんど揺れを感じることはありませんでした。 万が一の場合も、船内にはドクターが常駐し、船酔いをはじめあらゆる症状に対応してくれるので安心です。

クルーズ旅行のリピーターの方は、船に乗る事そのものがレジャーであると言います。カリブ海の日差しを浴びながらのアクティビティ、満足できるフルコースの食事、気が付けば寄港地に到着と、 移動もまた楽しみの1つとなるのがクルーズの醍醐味です。あっという間に過ぎ去った充実の5日間、クルーズライフが気に入ったのは言うまでもありません。

欧米では年々人気が増加しているクルーズ旅行。特に米国では、短い日数の格安クルーズが数多く出港しており、ブームに拍車をかけています。 日本ではあまり馴染みのないクルーズ旅行ですが、一度乗ってみればこの楽しさをきっと実感していただけると思います。

文・写真 ● 浜田 大典
Text & Photo by Daisuke Hamada
協力=ロイヤル・カリビアン・インターナショナル